中国で駐在員

30代男、未婚、2016年から中国駐在(企業派遣)

駐在妻は毎日暇で暇で仕方がない?

中国で駐在員6年目のカンクローです。

 

駐在員の旦那さんにくっついてくる御夫人たちについて、その実態や思うことを書いていきたいと思います。

 

割と彼女たちをディスり気味なことを書いていますので、(特に駐在されている奥様方を中心に)読まれてイラッとする方もいるかもしれませんが、冷静かつ客観的な記事を心がけますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 

駐在妻とはどんな人か

良くも悪くも、日本企業は今でも男性中心社会ですよね。そもそも男性の方が仕事に対する意識が比較的高いとか、女性は結婚や妊娠を機に仕事を中断せざるを得ないとか、日本全体に「男性が働くべき」という固定観念が根強いなど様々な要因があると思います。こんな中、「勤務地の変更」という人生を一変させる要素を持つ海外駐在にも積極的に身を投じていく会社員には、男性が圧倒的に多いのも事実です。

 

そんな男性会社員たちが海外へ駐在する際に配偶者として同行し、その駐在先に特に仕事があるわけでも無いのに家族として一緒に住んでいるだけの女性たちが「駐在妻」です。

 

駐在妻は海外駐在員の夫にくっついてきているだけですから、文字通り、駐在先となる海外にお金を稼ぐという意味での仕事はありません。一般的に、語学力や技術力、マネジメント力を認められて海外駐在の任を与えられ駐在員となった夫と比べると、そのような特殊スキルや海外に対するモチベーション、海外生活への適応能力が低い女性たちであるが一般的です。

 

更には、駐在員として海外に赴任するのは「エリート気味な高年収男性」ですから、そのような男性たちと結婚するに至った性質の女性には、標準的な忍耐力やビジネス感覚の無い、純粋に専業主婦志向の女性が多いように思います。

 

誤解を招きそうなので弁明しておきますが、単に「多い」という印象を受けているだけですので、全ての駐在妻がそうとは限りません。駐在妻として海外へ来たけれど、現地人との地域コミュニティに積極的に参加したり、配偶者ビザではなく労働ビザを取得できるほどご自身の技能を高めて家計に貢献されているスーパー駐在妻の方もいるにはいると思われます。

 

ただ、多くの女性たちは、何もやることが無く、主婦生活を謳歌しているのではないかな、というのが僕の感想です。

 

以下の文章も、大体の傾向として「ああ、確かにな」などと思いながら読んで頂ければと思います。

 

駐在妻は毎日何をしているのか

駐在妻は夫にくっついてきている主婦ですので、毎日暇で暇で仕方がないという方が多いです。

 

日本においても、専業主婦でいることが「甘え」とも捉えられるような風潮が広がってきており、子供が学校に行くような年齢になる頃にはパートをするとか、正規雇用されて共働きになるのが一般的です。文字通り「何もしない人」は減ってきているのではないでしょうか。

 

ただし、海外における駐在妻は、配偶者として入国しているので、原則として労働が禁止されている場合が多いです。また、家事らしい家事は、物価の安い国ではお手伝いさんを雇ってやってもらうという慣例があります。

 

パートもしない、家事もする必要がない、本当に何もすることがありません。

 

そこで、「暇つぶし」と言わんばかりに、近所にいる同じく駐在妻として夫くっついてきている暇な駐在妻同士で昼から夕方までだべっているか、日本人向けに現地語を教えるスクールや余暇サークルに通っておしゃべりや趣味の時間を楽しむ方も多いです(少なくとも中国ではそうです)。

 

ほとんどの海外駐在員が日本人同士でつるんでいる現状 - 中国で駐在員

 

会社のコスト面から考える不平等さ

個人的には、比較的裕福な男性とくっつくことができたという意味において、その配偶者の女性の方がどのような優雅な生活をし、どんなふうに時間を過ごしているかはどうでもいいと考えてますし、その余裕があれば、それは彼女たちの権利でもあります。僕も、将来奥さんには楽をさせてあげたいです。

 

ただ、僕は、このブログのテーマでもある「海外駐在員」という制度自体には、駐在妻と呼ばれる存在に関する多くのメリットも無意識的に付与されていると考えます。

 

これまで幾つかの記事で書いてきた海外駐在員の「お得さ」に加えて、駐在妻に対する配慮も、日本社会の一般的なサラリーマン家庭からしてみれば異様な福利厚生になっていると言えます。

 

海外駐在員はどんな生活をしているのか①(大企業編) - 中国で駐在員

海外駐在員はどんな生活をしているか②(大企業編) - 中国で駐在員

 

具体的には、このような何の生産性もないコストである帯同家族に対し、渡航のための費用や、家族手当、(一人の駐在員が単身赴任するのであれば必要無いような)住環境整備、家政婦(お手伝いさん)費用、語学スクール通学費用などが、会社の経費としてその駐在員家庭に支給されている場合が多くみられます。

 

駐在員はおトクがいっぱい

本来であれば、女性だって働くべきという考えが広がってきています。僕は家事だって子育てだって、男性も自らすべきだと思っています。しかし、駐在妻に関しては、200%と言っても過言ではないくらい、「守られる存在」です。

 

☆働かなくていい

 

☆家事をしなくてもいい

 

☆趣味の支出に対しても補助がある

 

☆住環境やメンタル面などのストレス対応も用意される

 

など至れり尽くせり。

 

これに加えて、日本に比べればストレスの少ない労働環境で働く夫。日本に比べれば家ではストレスも小さくなるでしょう。駐在員はやっぱりお得なんだなあと感じさせられます。

 

実はこんなにおトク!海外駐在員生活のメリットまとめ! - 中国で駐在員

 

でも、本当に言いたいのは、「日本企業はいつまでもそんなことをしていられる程余裕があるの?」という疑問です。

 

駐在妻に対する福利を厚くするのは、労働者や家族に対する「人権」面の配慮という考え方もあるそうですが、そもそも多くのコストが(駐在社員の)「おトク」にしかなっていないような「駐在員」という制度自体が家族面の人権という問題を引き起こしているのではないかと思います。

 

僕個人的には、これからも、一部の人々(駐在員)に対する垂れ流しは続くと思いますので、駐在員を目指すのがサラリーマンとして非常においしいということをいろんな角度から発信していきたいと思います。

 

kankuro127.hatenablog.com

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