海外駐在員はどんな生活をしているのか①(大企業編)
中国(広州)で駐在員をしているカンクローです。
海外駐在をしたことない人にとっては、駐在員の生活は知る由もない世界かつ知る必要もない世界かもしれません。大企業から海外へ派遣されている駐在員の生活を紹介します。
「駐在員」のイメージ
企業派遣の駐在員と言えば、皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか。
・大企業のエリートたちで、出世コースで高給取り。
・駐車場や庭やプール付きのでかい家に住んでいる。
・お手伝いさん(メイド)がいる。
・運転手付きの車が支給されている。
・子供は帰国子女確定。
・奥様はとりあえず美人で、毎日が語学学校や習い事。
・しかもそれら費用の大部分または全部が会社からの補助で賄われる。
こんな感じでしょうか。
僕も、中国で駐在するまではそんな印象を持っていました。まあ、日本経済が苦しい苦しいと言われる昨今でも、まだ半分くらいは正しいと思います。
現実の「駐在員」(支社長)
実際はどうかということを自身の現状も踏まえつつ書いていこうと思います。
大企業から派遣されている駐在員の場合、「支社長」と「その他」というレベル感に分かれます(すべてではないですが)。私がいる会社もそんな感じです。
支社長というのは、その海外現地法人のトップで、その国or地域のビジネスを任されている「社員」です。現地では「子会社の社長」のような立場ですが、本社からすると部長級(50歳くらい)の社員です。
その他に、彼をサポートする若手(30~40前半)がいます。僕がこれです。
中国の場合、「支社長」クラスの駐在員は上記のイメージでほぼほぼ合っています。一方で、「その他」クラスの駐在員は、そこまでではないです。
現実の「駐在員」(その他)
本ブログの大部分の読者が駐在員として海外に飛ばされた場合は、僕と同じく「その他」の駐在員になるはずです。
まず、日本にいる時より住む家はでかいです。
30代独り身の僕は高層マンション(40階建て)の上層階、100平米(これでも小さめのを選んだ)の2LDKに住んでいます。家賃は月に20万円くらいで、私の場合、全額が補助されるわけではなく、3~4万円くらいが月々の自腹です。
駐車場やプール、ジムは、自分専用のものではありませんが、共用のものがマンションの地下等に付いていて有料サービスを使うことができます。有料(会社から補助も受けられますが100%ではない)なので、僕は別にいらないかなと思って使っていません。こっちでは車も乗っていません。
メイドは、いるといえばいます。駐在員用の高級マンションに住むと、住み込みではないですが、週に何度か掃除・洗濯をしてくれるスタッフがいます。なので、部屋はいつもピカピカです。一般的に、料理はしてくれません。
僕は独身ですが、駐在員が連れてきている奥様方は、なんとなく美人が多い気がします。毎日退屈そうにしています(こういうと怒られそうですが)。また、駐在員の子供は、その育成が成功するにせよ失敗するにせよ、貴重な経験をしていることは確かで、市場価値も高まる場合が多いようです。
これらはそのうち、別の記事にでもしてみようかと思います。
思いの他長くなりましたので、具体的な給料など、お金面の話は次回の記事で書こうと思います。
では。