駐在員はどこで現地人の彼女(友達)を作るか
中国で駐在員6年目のカンクローです。
皆さんは海外駐在員と聞いて、海外で孤独に過ごす様子を思い浮かべるでしょうか、それとも現地人と交流を楽しんでいる様子を思い浮かべるでしょうか。
「そんなの人それぞれ」という言葉でくくってしまえばそれまでなのですが、今日は、(主に)男性の中国駐在員がどのようにすれば、海外生活を「人間関係的な意味」で楽しめるのか、すなわち、どこで現地人の彼女(友達)と出会えばいいのかということについて、僕の実体験も踏まえつつ書いてみたいと思います。
1.語学学校
中国に引っ越してきたばかりで、「まだ中国語も全然話せない!」という方がまず一番最初に現地人の友達を見つけやすいのは、やはり中国語を学ぶ語学学校です。
僕は、20代後半に中国国内の語学学校で中国語を学ぶところから中国生活がスタートしました。いくつか語学学校に行きましたが、最終的に「いいな」と思って長く通ったのは「先生が若い女性ばかり」「先生がアルバイトのように短期間だけやっている」というような語学学校でした。
始めは、しっかり中国語を勉強しないと今後の仕事に影響が出るから、なんていうクソまじめなことを考えて、「充実した学習環境」「長年の実績」「優れた講師陣」「通訳養成」なんていう意識高めのキーワードで語学学校を検索して、ヒットしたところに通いました。
講師はベテランのおばちゃんやおじちゃん(40代)で、大学でも日本文学を教えてるんだよ、みたいな人だったのですが、前前授業が面白く感じなかったです。それに費用も高め。
こんなんじゃ長く続かない、と思って方向転換したのが、僕にとっては良かったのですが、次に選んだのが、地元のフリーペーパーなどに載ってる「一コマ○○円!」「今なら割引」などというキャッチフレーズの学校で、さらに重要だったのが20代前半のきれいな女性の先生の写真ばかりをそろえているようなところでした。
実際に授業を受けてみると、先生たちは日本語学科等で日本語を勉強していた(もしくはしている最中の)女の子や、中国語教授法を勉強している女の子たちがほとんどでした。
彼女たちは、大学卒業後に数か月から数年間だけここで就業経験を積もうとか、単にアルバイト程度に収入を得ようとしか考えていない子たちだったので、すぐにWechatを交換し、日常的なやり取りをするようになり、お昼には一緒に食事を取ったりして仲良くなりました。自分とは比較的歳も近かったので、恋人関係というか、あいまいな関係になった子もいました。
2.交流アプリ
日本でも今、スマホアプリを使ったマッチングや恋活、婚活なんていうのが流行っていますよね。中国でも同じです。
でも、「中国人といきなり出会って、友達になれるの?」なんて思ってそのような便利ツールを自分で遠ざけてしまっていませんか?
たしかに、日本でいうところの「ティン○ー」とか「ペ○ーズ」なんていうマッチングサイトのようなものを使おうとすると、ハードルは高めですが、おすすめしたいのは「語学学習者向け」のマッチングアプリです。
自分が学びたい言葉(中国語)と自分の母国語(日本語)を最初に設定しておくところが他のマッチングアプリと異なるところです。それ以外は、性別や年齢、住んでいるところなどを登録して、検索機能などから会話したい相手を選べます。
中国人のみならず、世界各国の人が使っています。登録や利用、メッセージのやりとり、にお金がかかるなんてことはありません。条件から話したい相手を検索し、話しかけ、相手からも反応があったら、そのまま会話を続けるもよし、相手さえよければWechatアカウントを教え合って、日常的にやり取りするもよしです。
ちなみに、僕はこのハロートークを使って1年で10人くらいの中国人の女の子と実際に出会いました。もちろん、すべての子たちと深い関係になるわけではありませんでしたが、一定数、お互いに感情移入できた子、友達としてすごく仲良くなった子、一度しか会わなかった子等がいました。
エッチまでたどり着いた子は10人中3人くらいです。それなりに誠意を尽くして、ちゃんと付き合っていた子もいますし、利害関係が一致したので、ただ遊んでいただけ、という子もいます。若かったなあと思います。
ワールドトーク(WorldTalk)というのも使ってみたことがありますが、登録者数も、ユーザーの質もハロートークが圧勝。二つのアプリでいろんな人と話すのも面倒ですし、ハロートークだけで十分だと思います。
3.イベント告知アプリ
あまり知られていないのが、イベント告知アプリです。
日本でも、好んで使う人は日頃から簡単な出会いを求めている人とか、ネットワークビジネスをやっているような人ではないでしょうか。
僕は前者で、よく「こくちーず」などを使って老若男女との出会いを求めていました。
こくちーず(告知's) - イベント・セミナー集客を支援する無料サービス
たまにネットワークビジネスをやってる人とか、変な人とかに出くわして、お金無駄だったなと思うこともあるのですが、当時は面白くてやっていました。
中国にある代表的なものは「咸鱼(xian2yu2)」「互动吧hu4dong4ba1」です。
どちらも似たような機能で、素人の主催者が自由にイベントを企画し、参加者を募っています。
自分が行ったことがあるのは、本屋やデパートでの交流イベント、10数人の男女集まって夜の街を散歩するイベント、みんなで一緒に映画を見て語り合うというイベントです。
これらは、外国人向けに作られたアプリではないので、少しハードルが高いかもしれません。日本語を話せる人はいないでしょうし、中国語を話せないとめんどくさがられるかもしれません。ただ、すごく自然な中国人の若い友達ができることは間違いないです。
4.マッサージ店、カラオケ
以前、「駐在員はみんな不倫してるのか」の記事でも書いたことがありますが、ドストレートに不倫相手、セフレ、遊び相手を探すなら、マッサージ店やカラオケがあります。
ただ、こういう場所で出会える女性たちは、良くも悪くも金次第です。金をかければ何でもできるし、金をかけなければ何もできないし、僕にとっては「交友関係」と呼べるものではないですね。
ごくたまーに、健全なマッサージ店の女の子の中には、すれていない、純粋な子もいるにはいます。50人に一人くらいでしょうか。出会えたらラッキーですね。
今後、「マッサージ店の歩き方」的な記事も書いてみたいです。
5.民泊
最後に、レベルが高いような低いような、個人的には盲点となりがちなのが「民泊」だと思います。
中国でもエアービー&ビー(Airbnb)が使えます。自分住んでいるところの近所や、旅行の時など、民家の一室に泊めてもらうことで、交流の輪が広がります。
民泊のメリットは、①同じ場所に住むので交流の時間や機会がとりやすいこと、②旅行者を相手にしているビジネスなので外国人慣れした人が多いこと、です。
カタコトの英語を使えれば、民泊に飛び込んでみるといいかもしれません。多くのオーナーさんもカタコトの英語で接してくれますし、暇なら食事に行かないかとか、どうして中国にいるんだい?とかそういった話題で盛り上がると思います。
ちなみに、僕は民泊で出会った方ととても親しくなりました。少し年上で独身ですが、変な関係は全くなく、よく食事をしたり、仕事の内容を話したり、外を出歩いたりします。いろんな人との交流に積極的で、僕からも友達を彼女に紹介する等、関係が広がっていくのを感じました。
以上です。
皆さんも、友達作りをあきらめず、いろんなツールを使いこなしてみましょう。