中国で駐在員

30代男、未婚、2016年から中国駐在(企業派遣)

駐在員になりたければとにかく「大企業」に入ろう

中国広州で駐在3年目のカンクローです。

 

このブログを読んでいる人は、駐在員に興味があるとか、駐在員になりたいと考えている方が多いと思います。今回は、駐在員になるための方法やステップを簡単に示してみます。

 

その1:「大企業」に入る

なんだよ、いきなりこれかよ。と思われる方もいるかもしれませんが、僕が実体験する限り、これが最優先かつ確実な方法です。

そのため、以下で書くのは、方法論としては、「どうやって大企業に入るか」ということになります。

 

ちなみに、僕の経歴はブログ始めたての時の記事にも書きました。大学を卒業後は就職活動がうまくいかなかったので都内の小企業(全社員50名くらい)に入りました。オフィスは東京にあるだけ、転勤は無し。たまに地方の取引先へ出張するとかはあったようですが、僕はそういった仕事を任される前に辞めてしまったので、今となっては、よくわかりません。

 

入社後、上司に言われたことでよく覚えてるのは、「海外に行くのは、まずは仕事を覚えてからだな。キミは、5年はここで頑張ってみよう」というものでした。

22~23歳くらいの若者にとって、「5年」という年月は途方もないものですよね。

 

そのままその会社で海外に行く機会を待っていたとしても、おそらくそのころにはチャレンジ精神も無くなって、海外への興味も無くなって、ステップアップの機会も失っていたことでしょう。たまに当時の会社のHPを見たりしますが、その会社が現在、海外に手を伸ばしている雰囲気は微塵もありません。まあ、保守的な小企業ですし、国内市場で十分なビジネス体系だったので、無理はありません。

海外に行きたかった僕がどうしてそんな企業に入ったか。「新卒の就職活動なんて運だから」としか言いようがありません。別に、興味があったわけでも、何でもないです。ただ、22歳で大学が終わり、何のスキルもない若者が月20万円をコンスタントに稼ぐのには、企業に入るのが一番手っ取り早いと思いました。

 

脱線しましたが、「どうやって大企業に入るか」を、方法論としてもっと掘り下げてみましょう。

 

その2-1:語学力を身につける

一つは、これですね。これも、当たり前のことのようで、忘れがちです。ここでいう語学とは必ずしも英語ではないのですが、大企業の上層部は海外=英語くらいにしか考えていないので、あまり理屈の部分を考えるのは抜きにして、英語やっとくのがいいと思います。

日本企業ならやはりTOEICでいいのではないでしょうか。

 

ただ、必要以上に点数にこだわる必要はないと思います。700~800点くらいあれば、あとは面接勝負の世界だと思います。

ちなみに、僕が今の職場に入ったときは、中国語は全くできなかったので、海外へのモチベーションは「英語」で勝負しました。TOEIC740点、英検準1級です。今はもう、すっかり忘れました、英語。

 

その2-2:その他の言語圏に留学してしまう

大企業に入るために英語勉強する、なんていうと、そこで思考が止まってしまう方も多いかもしれません。僕も、今の職場に拾われなければ、ツイッターとかで英語力(TOEIC点数)を自慢する英語マニアみたいになっていたかもしれません。

 

ぶっちゃけ、駐在員になる機会はいろんなところに転がっているので、英語以外でもいいのです。僕の今の状況とも関係しますが「中国語」は結構穴場だと思っています。

 

中国に留学するのは、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどに英語勉強しにいくのよりずっと簡単です。それに、ある程度の語学を身に着ければ学位も取れます。

 

中国に中国語を勉強しに行く留学、なんて考えたことありましたか?僕は無かったです。でも、事実として、英語も中国語も何もできなかった人でも、とりあえず中国へ語学留学して、半年から1年後くらいに中国の名門大学に留学生枠として入って、学位を取るなんていう方がたくさんいます。

 

中国に来る際には、アメリカやイギリスの留学が課すような難しい要件はありません。

「ニーハオ」さえ知らなくても、語学特訓コースに入れます。1年もすれば、「おお、キミ中国語できるんだね!」と一目置かれる存在になれます。

 

大企業への近道です。

 

1年も留学できないし。という方は、やはり、コツコツ大企業を目指すしかないのかな、と思います。駐在員というのは、会社の一つのポストなので、そのポストを持っている企業に入らなければなりません。小さい企業ほど、より語学重視になりますので、ちょっとした業務経験と語学力で突破するしかないかと思います。

 

特にすでに年次が高くなっている方々にはあまり参考にならなかったかもしれません。要は、大企業に転職できるかという世界です。